2008年08月13日

ネットと電話とFAXで展示図録を作製中

 今年の夏は、源氏物語展の図録作製で明け暮れています。

 今回の図録は、京都の思文閣出版から刊行されます。
 また製作は、京都文化博物館の隣にある鷺草デザイン事務所です。

 展示する重要文化財と重要美術品のほとんどが奈良と京都にあるために、土日を含めて半分は身を京都に置いて作業を進めています。
 写真撮影の立ち会いは、無事にすべてを終えることができました。
 図録作製をしながら、展示品の借り受けのための交渉から事務手続きまでを、とにかく数十本ものラインを通して並行処理しています。
 関東にある文化庁や宮内庁書陵部とのやりとりと、中部にある徳川美術館、そして関西の久保惣記念美術館や京都府総合資料館や古代学協会との連絡や打ち合わせが、同時進行しているときは、自分が今どこにいて交渉事をしているのか、混乱します。
 部屋を見渡して、自分が今いる場所を確認するようにしないと、いつどこへ出向けばいいのか、とんでもない約束をしてしまいかねないのです。

 年々、同時に複数の仕事をすると、いつも何かが抜けることを痛感していました。今回も、いろいろと抜けているとが多いことに気づいています。しかし、事務方のスタッフがうまくサポートしてくれています。救われることが多いのです。

 私は、ひたすら前を見て突っ走っています。
 いろいろと段取りが悪くて難渋することもあります。
 しかし、気心の知れたメンバーとの仕事は、失敗も後手後手の対処も、何とかうまくカバーしてもらいながら進めています。

 このようなことが可能なのは、やはりインターネットのおかげです。
 メールでの連絡はもとより、データの転送などにも、ネットは大活躍です。
 昨日から今日にかけては、「データ便」というファイル転送サービスを活用しました。
 「宅ファイル便」でデータがうまく届けられないことがあったので、別のサービスを利用してみました。これは、問題なく64メガの容量のファイルまでを、確実に送り届けることができました。無料のサービスだったので、ありがたいことです。

 さらには、iPhoneのおかげで、移動中にも連絡がこまめにとれます。電話のみならず、インターネットも同時に使えるiPhoneは、重宝する電子文具です。これは、もう携帯電話ではありません。そのことを、今回の仕事を通して実感しています。

 仕事のしすぎであることはわかっています。しかし、こうしないとこなせないだけの、膨大な作業やチェックが必要なのです。
 展示に関わっている方々は、このようなハードなことをしておられたのだと、改めて展覧会の舞台裏を知ることとなりました。

 まだ、道半ば、というところです。しかし、少しずつでも毎日前に向かって進んでいるのです。
 開催までに間に合うのか?、と不安に駆られることがよくあります。何かしていないと、少しでも前に進めていないと、何か落ち着かないのです。
 私は回遊魚で、常に動いていないといけない質だと言われます。
 今、日々、やはりそうだったのだ、と思います。

 今年の酷暑の中を、とにかく気分転換をすることを守りながら、後悔しない展覧会の開催に漕ぎ着けたいと願っています。
posted by genjiito at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | *身辺雑記