2008年03月08日

源氏千年(14)京都国際マンガミュージアム

 松栄堂さんの前の烏丸通りを隔てた左側に、京都国際マンガミュージアムがあります。というよりも、地下鉄烏丸御池駅を出てすぐ、と言った方がわかりやすいでしょう。
 2006年11月に開館しました。
 

博物館



 まだ新しいので、知らない人が多いと思います。館長は、養老孟司氏です。
 ここは、元龍池小学校の建物と跡地を活用した施設です。中を歩くと、昔の小学校の教室や階段を思い出させてくれます。

 この博物館の収蔵資料が、今年度末までに30万点になるそうなので、世界一といえましょう。
 私は、マンガの立ち読みが目的でない方は、まずは地下の「研究展示ギャラリー」から見られることをお勧めします。
 収蔵庫に並ぶ漫画雑誌は圧巻です。マンガが文化を形成する一つになっていることが、このガラス越しの対面で実感できます。

 1階から3階までの壁面の本棚には、ぎっしりと[的場文庫]のマンガが詰め込まれています。どれでも自由に手に取って読めるので、昔読んだマンガに読み耽ることができます。とにかく多いので、コンピュータの端末で検索して探し当てるようになっています。

 昭和の時代の紙芝居の実物も、たくさん展示してあります。これも楽しいものです。
 今年は源氏千年ということもあり、実演紙芝居で新作の「らぶらぶら〜ぶ」(?)がありました。ただし、その内容は未確認です。

 京都新聞によると、こんな記事がありました。

源氏物語千年紀」にちなんで作ったオリジナル作品では、「平安時代の人はどのように求愛したか」、「紫式部は、なぜ式部というのか」などクイズ形式で紙芝居を進めていき、正解者にプレゼントを贈って会場を盛り上げた。( 2008年2月19日)


 紙芝居で『源氏物語』を知ってもらうのもいいですね。日本の古典文学や平安時代について、この紙芝居でやることによって、その裾野をひろげることが可能ですね。海外の方にも、とりあえずは『源氏物語』を、というときに便利なコミュニケーションの手段となりそうです。


 1階の特集コーナーで、「マンガで観る 源氏物語の世界」と題する企画が行われています。


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 16種類の『源氏物語』をテーマとしたマンガ本が並べてあり、自由に読むことができます。
 先月出版された『芸術新潮』が、右下にあります。これは源氏絵の解説書とでも言うべきものなので、ないほうがテーマが統一できてよかったのではないでしょうか。

 私は、『月下の君』(嶋木あこ、小学館)と『源・氏・物・語』(にしおてつや、一橋出版)は読んでいなかったので、早速ネットで注文しました。ここにない本がいくつもあるので、さらに収集を続けてもらいたいと思います。



posted by genjiito at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語